自分も販売実績を上げないとボーナスはつかないと先述したが、この仕組みは組織の下位段階でそうであるにすぎない。
「ダイレクト・ディストリビューター」より上になると、さらに別のボーナスが手に入る。
自分のダウン・ライン(傘下)からDDグループが生まれると、そのグループは独立する。以後、アップである自分に、そのグループからの成績別ボーナスは入ってこなくなる。
しかし、DDグループを育成することによって「4%リーダーシップ・ボーナス」(「セカンド・ボーナス」)が得られる。
このセカンド・ボーナスがかなり美味しい。
DDグループを形成したことによって、そのグループが成績を上げると、ボーナスが入ってくるのだから。
アムウェイ(日本アムウェイ)のリーダーシップ・ボーナスは、業界用語でいうと「パス・アップ方式」と言われる。この方式は、自分のダウン・ライン了承列から、代理店育成ボーナス(リーダーシップ・ボーナス)の最低保証額を得る代わりに、自分のアップ・ライン(上位者)が取る最低保証額の財源を、自分の傘下の別の1系列で確保しなければならない。
他の1系列に十分な売り上げ(仕入れ)がないと、リーダーシップ・ボーナスは、自分を通り過ぎて、まったく受け取れなかったり、減額される。
しかも、独立したグループが大きくなると、その下にもDDグループが、さらにその下にもDDグループができるので、自分の傘下1系列から得られるりーダーシップ・ボーナスは、ほとんどの場合、最低保証額のわずか約10万円しか発生しないという。
つまり一グループから10万円しか入ってこない。
しかし、わずか10万円でも多数のグループを統括するDDは相当額のボーナスになる。
一グループから搾取する量を少なくして、反発がこないように巧みに操っているといえる。
アムウェイの浄水器やフードプロセッサー、鍋などがまずます飛ぶように売れる。その評価は?
そしてその被害は?
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