アムウェイは企業イメージが低下した86年に『アムウェイ・ビジネスに関するQ&A(社内資料)』と題した想定問答集を作成した。この中の質問で、「アムウェイの販売員になるように勧められましたが、マルチ商法ではありませんか」である。外部からのこの質問に対して、ディストリビューターはこう答えるのだとしている。
『結論からいえば、アムウェイ(日本アムウェイ)・ビジネスはマルチ商法ではありません。 マルチ商法とは、連鎖販売取引のことで、法律で規制されています。 訪問販売等に関する法律の第1111条では、連鎖販売業の定義として、
?物品の販売事業であって
?物品の再販売をする者を
?特定利益を収受し得ることをもって誘引し
?その者と特定負担をすることを条件とするその商品の販売に係る取引をするものをいう
となっており、以上の4つの条件をすべて満たしている時に法の規制を受けることになってい
ます。(中略)
以上の条件をアムウェイ(日本アムウェイ)・ビジネスに当てはめて考えてみますと、?、?は当然該当しますが、?の特定利益については販売実績に応じて小売利益とは別に、ボーナスが会社より支払われる点だけが関係あります。しかし販売員を勧誘して販売員の資格取得を申請させても、それだけでは全く利益にはなりません。
?の特定負担は、販売員の資格取得申請時にスターター・キット(8000円)の購入が必要ですが、それ以外に義務づけは1切ありません。従って、2万円以下の負担で済むわけですから、?については該当しません。ですから、アムウェイ(日本アムウェイ)・ビジネスはマルチ商法とはいえないわけです。なお、スターター・キットの代金8000円も、販売員をやめる時は全額返済されますので、実質的に負担するものはありません』
なにか奥歯にモノが挟まったような言い方である。
アムウェイの浄水器やフードプロセッサー、鍋などがまずます飛ぶように売れる。その評価は?
そしてその被害は?
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