1991年4月、福井県でアムウェイ(日本アムウェイ)の若い男性販売員が自殺した事件が大いに話題になった。このときアムウェイが連鎖販売取引(ねずみ講)に当たるかどうかとの質問に、回答を求められた当時の通産省・産業政策局消費経済課長は、「訪既決上の連鎖販売に該当するかどうかについては、大きなポイントとしまして特定負担と特定利益の問題がございます。アムウェイ(日本アムウェイ)の場合について申し上げますと、特定利益につきましては該当すると思われますが、特定負担につきましては、具体的な取引の内容いかんによってその解釈も変わってくると考えております。したがいまして、私ども、アムウェイ(日本アムウェイ)が訪問販売法上の連鎖販売取引に該当するかどうかについては、その具体的な取引の実態によっては、場合によってはなり得る可能性もあるものと考えております」と、公式見解を示した。
公式見解が出ているにもかかわらず、未だ連鎖販売(ねずみ講)が終わらない事態。アムウェイの被害者は続出。
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