儲けどころか赤字に。DDに昇格した妻の実収入を公開する さて、アムウェイ(日本アムウェイ)の場合、DD(代理店) への昇格条件が厳しいので、このタイトルは憧れの的となっているが、その実収入はどうだったかというと−。
「ダイレクトディストリビューター(DD)になってから1年ほど後の1994年に、1月から6月までの半年間、彼女に代わって私が帳簿を付けました。小売り販売を行っても、標準小売り価格で買ってくれる人はほとんどいません。仕入れ値が仮に1000円なら、1000円で買ってもらいます。ですから、ディストリビューターの収入はボーナス以外にはありません。
いずれも半年間を合計した数字ですが、会社から入ってくるボーナスは70万円弱でしたが、ダウン・ラインの人達へそれぞれの取り分を支払いますと、手元に残るボーナスは半分の35万円ほど。150万PVで最高21%のボーナスという成績を達成しないと、そんなものでした。
一方、商品の自己消費額が約30万8000円もありました。また、経費の方は、交通費が約15万円、通信費が約3万2000円、送料(宅配便代)および雑費(ミーティング代など)が約8万9000円で、合計27万1000円。支出は合わせて約57万9000円(大体58万円)。半年間の収支決算では23万円の赤字となりました。
会社の資料を見ますと、100万人以上いるディストリビューターの中で、生計として一応成り立つと思われるダイヤモンド以上のクラスは300人くらいしかいません。1万人のビジネス組織の中で上位3人しか自立生活できないものを、果たして”ヒジネス″と呼んでいいのでしょうか。
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